塾選びのコツ|なぜ今の塾選びが難しいのか

最終更新: 2020年8月25日

こんにちは!

先週は西条オフィス視察に行ってきたんですが

工事中で良い写真が撮れませんでした楠教育広報部の南雲です!


本日より弊社塾コンサル部完全プロデュースのもと、主に生徒さま・保護者さまの塾選びのお手伝いができるような内容も塾選びのコツとして掲載してまいります!

ご参考になれば幸いです!


本日のテーマは「なぜ今の塾選びが難しいのか」です。


なぜか?長くなりますので先にコンサル部担当者の答えをお伝えします。

それは今の学校の教育や授業は保護者の皆さまが受けてきた教育や授業とは全く質が異なってきてるからです。


異なってきた理由は二つです。

一つが1998年の学習指導要領改訂、そしてもう一つが団塊世代の退職。


まず1998年の学習指導要領改訂、後に「ゆとり教育」と言われるこの指導要領の施行(2002年)によって知識を教えてもらう学習から主体性をはぐくむ学習に変わりました。これは2008年に世論の要求に合わせさらなる改訂が加えられるわけですが、大方針としては変わらず、簡単に言えば「学力のこともちゃんと考える」ということが明文化されたという変更でした。


2000年~2010年頃に学校に通われていた保護者さまの多くは、それなら今の教育も私たちの時の教育と何も変わらないじゃないか!とお思いだと思います。

ところが指針と現実は違うんですね。

考えてみてください。学校での教育は「誰に」習っていましたか?

2002年前後からそれからしばらくの間、教育機関の中心にいたのは戦後生まれのいわゆる団塊の世代。この世代の教育が良かったか悪かったかはここで論じるべき内容ではなありませんが、ここで大事なのは教える人間の感覚と、国としての教育の方針が食い違っていることです。団塊の世代が教員になったのが1970年前後だとすれば、30年教員一筋で務めてきた全国の団塊世代の先生方に、突然改訂を通達したところで、簡単に「はいそうですか」とはなりません。


今も学校で若手の教員が先輩の教員と教育に対する考え方に違いがあって…などとよく耳にします。若手中心で具体的な指導方針にはならないのが簡単ではないのではイメージしていただけるかと思います。


長くなりましたが、つまり、団塊の世代が引退する2007~2009年までに教育を受けた保護者さま、つまり今小学生以上のお子さまをお持ちの保護者さまについては、まだまだ詰め込み教育の匂いが残る教育をどこかしらで受けてきた可能性が高いということになるわけです。


ところが2010年ごろに転機がおきます。団塊の世代が教育現場からいなくなります。

2000年頃まで教員の採用人数は右肩下がりだった一方で2000年を超えたあたりから採用人員がV字で増加し始めます。

ベテラン教員が少なくなることで流れが一気に変わります。さらにちょうど2010年前後と言えばモンスターペアレンツや教員の不祥事など、教育現場の混乱を象徴するような言葉が生まれた時代、と言えば教育現場の環境が急速に変わっていったこともイメージもしていただけるかと存じます。


そして現在2020年教育改革の真っただ中。コロナ禍で話題性が薄れてしまいましたが、学習指導要領の改訂がありました。内容としてはより主体性を求める内容になったとともに、センター試験の廃止、プログラミング学習や英語の必修化などが盛り込まれた改革と言うのにふさわしい改訂となりました。


本来は大混乱の渦の中にあるところでしたが、今はコロナでそれどころではない状況でもありますし、前回の指導要領の改訂と同じように浸透・定着までは年月を要することもあって、改訂の影響は最近保護者さまのお話を伺ってもそこまで大きくありません。


しかし、保護者さまが受けてきた2010年以前の教育と、2010年~2020年の教育、そして今現在の教育、このように3世代分異なっているわけですから、まず大前提として教育内容が違うということになります。



そこで塾の話です。


日本の学習塾というのは基本的に大学受験・高校受験・中学受験を勝ち抜くために存在し続けている事業です。勉強が苦手な子をターゲットとして指導する塾も、その子たちがより良い人生を歩めるように受験の対策をしていく施設であるという点は変わりません。


ということは、教育の中心軸である学校が変われば当然塾も変わります。

変わらなければ営利団体である塾は変化に対応できず倒産するしかないからです。

ちょうど2000年前後に発生した個別指導塾の波は現在全学習塾の44%を占めるまでになりました。


これは何を表しているのでしょう。

学校がかつての日本の詰め込み教育から、一人ひとりの主体性を重視する教育に徐々に変化していったのが2000年代。そこに合わせたように普及していった個別指導塾。

この二つのグラデーションは決して無関係ではありません。


今の子どもたちが受けている教育は、その是非は別として、保護者さまが受けられた教育よりもより個人主義で個別重視の教育と言えます。


それを前提として、お子さま一人ひとりに合った塾を探さねばなりません。

一人ひとり答えが違います。「〇〇くんは▲▲塾で成績が上がった」からと言って、保護者さまのお子さまが同じようにして成績が上がるわけではありません。それはかつてもそうでしたが、より個人主義の今だから、肌感覚でわからないレベルで難しいのです。


例えば、かつては競争環境も良いものとして取り扱われていましたが、今は違います。

以前はシンデレラが同時に何人も出る劇をやらせる保育園や、徒競走で全員が1位などという極端な時期もありましたが、今はそこまでではないにしろテストの順位を貼りだしたり、点数を読み上げたりする学校や先生のことはほとんど耳にしません。

「競争という成長促進手段」が保護者さまのお子さまに適切な手段なのかどうか、これもお子さまによって違うわけです。


それぞれの学習塾のブランドの特徴を把握し、さらに教室の特徴や担当者の特徴を把握し、お子様にあった塾像と照らし合わせ、成長が実現できる可能性が高いのかをしっかり確認していく必要があるのです。


お子さまの時間は有限です。

「合わない指導」や「やる気のない通塾」に割いている時間はありません。

入塾前・入塾時にしっかり判断していくことが塾選びのポイントなのです。


今回は大前提として「受けている教育、囲まれている環境が違うことを知ろう!」という内容でした!

本日は前提のお話でした。具体的な塾選びの判断ポイントは今後のブログにてどんどん掲載してまいりますのでお楽しみにお待ちいただければと思います!


楠教育株式会社

広報部 南雲敬介

Produced by 楠教育株式会社学習塾コンサルティング部


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